NPM

NPM(ニューパブリックマネジメント)とは…1980年代の半ば以降、アングロ・サクソン諸国で行われた行政運営の改革を総称した言葉で、具体的には、政府部門に民間企業における経営理念や手法を導入し、市場メカニズムに即して行政運営の効率化・合理化を推進していくことを大きな狙いとしている。
http://www.f.waseda.jp/katagi/chou.pdf
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20080413A/


NPMの問題点
・効率化しているのか正確に観測できないため、品質を下げることでコスト削減を図るインセンティブが働いてしまう可能性
・地方においては民間部門が殆ど存在していないため、競争原理が働かず都市部との品質格差が発生する可能性
・情報の非対称性により品質のモニタリング・コントロールが不十分になる可能性
PFIなどの契約に際して契約条項の作成に1〜2年掛かってしまう場合があるなど膨大な取引コストが掛かる可能性
・民間部門が経営ノウハウを流出させたがらないため、政治的コントロールが不十分になる可能性
・裁量を与えられる事により公務員の倫理観が低下し、腐敗してしまう可能性
・国民をカスタマーと認識するかプリンシパルと認識するかで行動が変わってくる可能性
http://www.hit-u.ac.jp/IPP/PEP/Lecture/PPW/page16/page16.html


NPM改革のツールとその普及
(1)行政評価
(2)会計制度改革
(3)予算改革
(4)組織改革
(5)人事改革
(6)外部委託
(7)住民参加
http://www14.atwiki.jp/marque/pages/40.html


文教施設は指定管理者制度、リース契約の導入事例にあがっている。
http://www.murc.jp/report/quarterly/200804/137.pdf