つらつらと

少し以前障害者自立支援法という制度の改悪があって、腹をたてていたのですが、
福田前首相になってから見直しの話があってよかったよかったと胸をなでおろしていたのです。

ただ↓のような報道をみるとなんだかな…という気持ちがするのです。

実態のない自称・障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会)を郵便割引制度の適用団体と認めた偽の証明書発行をめぐり、厚生労働省局長(当時課長)の村木厚子容疑者(53)らが逮捕された事件で、民主党国会議員から同会への対応を頼まれたとする当時上司の元障害保健福祉部長(退職)が大阪地検特捜部の任意の聴取に、障害者自立支援法への流れをつくるため、議員の依頼に応じたという趣旨の証言をしていることがわかった。asahi.com http://www.asahi.com/special/09002/OSK200906150146.html


議員→部長→課長→係長といったことを考えると
唯々諾々と従った人が次々と逮捕されているという感じです。


予算が有限なのはわかりますし、改革の流れもある。
与野党の攻防や厚労省部署内で派閥争いもあるでしょう。


局長が否認し続けている報道をみると、同情を禁じえません。
率直に原因の犯人をあげてほしいものです。


そして政治・経済に食い物にされている福祉予算を取り戻せ!!(本音)

追記
そもそもシーリング2200億円が問題だったんだよなぁ。色々削れない予算があるから。
経済自体を発展させないと保障水準が保てないことも認識して…GMの二の舞にならないように…。

財務省は2010年度予算の概算要求基準(シーリング)で、医師不足の解消など社会保障の重点分野に予算を優先的に配分する「強化枠」(仮称)を新設する検討に入った。社会保障を巡っては、政府は費用の自然増分を年2200億円抑制する方針で、この抑制分が財源となる。スリム化努力などで削った費用がほぼ全額別の社会保障分野に振り向けられることになるため、社会保障費の抑制路線は事実上棚上げされることになる。
日経新聞http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090617AT3S1602016062009.html<<