十六冊目　『反省　-私たちはなぜ失敗したのか-』

★★★☆☆

鈴木宗男氏と佐藤優氏が逮捕されたことに対する
反省と補足説明の内容を含んだ対談本

感想

少し前のこと、ムネオハウスなどと疑惑を指摘された政治家がいた。
その腹心として外務省のノンキャリアも浮かび上がってきた。

二人は逮捕され、田中真紀子氏と外務省は生き残った。

あれからもう5年。あのころよりは世の中も見えるようになってきた。
ムネオハウスが見返りを期待した公金の不正使用だと盲目的に支持するわけでもない。
ただ、『反省』で書かれていることも果たして本当なのか？

『日本アンチキムチ団』さんなどをみると
鈴木宗男氏の非常にブラックな面もみえてくる。

『反省』で書かれているところだけをみるとよく見えるが実際のところは
どうだったのかそれは何ともいえない…。

（ただし日本アンチキムチ団さんは鈴木宗男＝フェン・フォーキング説を押されているようですが『黒井文太郎の「スパイ＆テロ」』で否定されています。本当に何もかもどこまで本当なのか…。）

一過性で通り過ぎていくニュースは報道とはいえない。
報道の自由とはあくまで国民がメディアを通じて政治的な物事を正しく判断することが
できるためのものであると思う。

報道はあの加熱した報道を振り返り、この本を踏まえてもう一度検証・調査してほしいと切に願う。